日進市 赤池駅から通いやすい歯医者 赤池ファミリー歯科の院長の杉本 賢司です。
私は、日本口腔インプラント学会 専修医を取得しており、
インプラント治療に力を入れております。
インプラント治療を検討する際、多くの方が気にするのが術後の痛みについてです。
「どの程度痛むのか」「どれくらい続くのか」「痛みを軽減する方法はあるのか」
といった疑問を抱えるのは当然のことです。
本記事では、インプラント術後の痛みの原因や持続期間、痛みを和らげる方法、
術後のケアの重要性、注意すべきポイントについて詳しく解説します。
目次
インプラント治療とは?
術後の痛みの原因と続く期間
痛みを軽減する方法
術後ケアの重要性
術後の注意点とアフターケア
- インプラント治療とは
インプラント治療は、失った歯を補うために顎の骨に人工の歯根を埋め込み、
その上に人工の歯を装着する治療法です。自然な見た目と機能を持ち、
食事や会話も快適に行えます。
また、固定式であるため入れ歯やブリッジとは異なり、
隣の歯に影響を与えず安定した状態が保たれます。
治療は手術を伴い、一般的に3~6ヶ月の期間が必要です。
術後、仮歯を装着することもありますが、最終的にはしっかりと固定された人工歯が取り付けられます。
治療費は使用するインプラントや骨の状態により異なりますが、一般的には1本あたり40~50万円程度です。
- 術後の痛みの原因と続く期間
術後の痛みは多くの患者さんが経験しますが、これは手術による正常な反応です。
痛みの原因は、インプラントを埋め込む際に顎の骨や周辺組織が刺激を受けることによります。
特に複数本を同時に埋入した場合は、痛みが強くなることがあります。
一般的には、術後の痛みは72時間以内にピークを迎え、その後徐々に軽減していきます。
約1週間でほとんど痛みがなくなるのが通常です。
ただし、痛みの程度や持続期間は個人差があるため、不安な場合は歯科医に相談しましょう。
(待合室に実際に治療を受けられた方の感想が掲示してあります。もしよろしければご覧ください。)
- 痛みを軽減する方法
術後の痛みを和らげるには、以下の対策を行いましょう。
・痛み止めの服用
処方された鎮痛剤を指示通りに服用しましょう。
自己判断で服用量を増減させるのは避けてください。
・患部の冷却
手術後は冷却用パックや氷嚢で患部を冷やすことで腫れや痛みを軽減できます。
ただし、直接皮膚に触れないよう注意し、20分冷やしたら20分休むサイクルで行いましょう。
・安静に過ごす
術後数日は激しい運動や入浴などの体温を上げる行為を避け、できるだけ安静に過ごしてください。
・食事の工夫
柔らかい食品を選び、熱い食べ物や刺激の強い食品(辛いもの、硬いものなど)は避けましょう。
- 術後ケアの重要性
インプラントが成功するかどうかは、術後のケアに大きく左右されます。
以下のポイントを守ることで、トラブルを予防し、インプラントの長期的な安定を確保できます。
・口腔内を清潔に保つ
術後も通常通りの歯磨きを行い、歯間ブラシやフロスを使用して清潔を保ちましょう。
オペ直後はうがい薬等を用いることも有効です。
・定期的な歯科検診
インプラント周囲の炎症や骨吸収を防ぐため、3ヶ月ごとに定期検診を受けることをおすすめします。
・プロフェッショナルクリーニング
専門的な器具を用いたクリーニングで、インプラント周囲の健康を保つことが可能です。
- 術後の注意点とアフターケア
術後の回復をスムーズに進めるため、次の点に注意しましょう:
・喫煙・飲酒を控える
喫煙は治癒を妨げ、感染リスクを高めるため控えましょう。
・患部を触らない
舌や指で患部を触るのは避けてください。
・異常があれば早めに相談
術後の痛みが長引く、腫れがひどい、出血が続くなど異常がある場合は、
すぐに歯科医院へ相談してください。
まとめ
インプラント術後の痛みは通常数日から1週間で軽減します。
適切なケアを行えば、痛みを最小限に抑え、スムーズな回復が期待できます。
術後のケアと歯科医の指導を守りながら、長く快適にインプラントを使用できるよう努めましょう。
不安な点があれば、いつでも専門医に相談することを忘れないでください。
赤池ファミリー歯科
日本口腔インプラント学会 専修医
歯科医師/院長 杉本 賢司